ポストカード｜【活版カムパネルラ】 昭和の薬袋の版 縁側と犬 ＊2ヶセット販売 【日本製】

薬局で処方箋を入れる薬袋用の、古い凸版を使って絵葉書を作りました。
版の欠けやインクのかすれが活版印刷最盛期を偲ばせます。
日付の「昭和」はご愛敬。
子犬の見上げる先には鳥籠縁側の艶やかさ、欄干や庭との遠近感まで感じ取れます。
いくつかお譲りいただいた薬袋の凸版の中で、このひとつだけ物語性のあるようなデザインで惹き付けられました。
これを使っていた薬局はなんておしゃれなんだろう。
どんなふうに、何に印刷するか随分長い間温めていましたが結局そのまま墨黒インクで葉書にしました。
紙はNOZOMI PAPER FACTORYさんのNEWSというやわらかなみみつきの紙。
牛乳パックと新聞紙を合わせた手漉き再生紙です。
9ptの楷書体で活字組版も添えるとちょっと図録みたい。
宛名面には、切手位置に五号の記号（約物）と風鈴と縁側の小さい版も発見したのであしらってみました。
四角い空白にひとこと｢残暑お見舞い申し上げます｣だけ書いてもいいし、何も書かなくてもいいし。
ちょっとしたお便りにいかがでしょうか。

活版印刷の商品は一枚一枚手刷りです。


【活版カムパネルラ】
活版カムパネルラは、活版と雑貨を扱う小さなお店です。
広島県尾道市の国道二号線から小さなトンネルをくぐった先にある白壁が特徴で、古民家を改装し
2016年1月29日にオープンしました。

活版印刷の楽しさをより多くの方に知ってほしいという想いで、
初めての方にも、こだわりある方にも充実した体験ワークショップやオリジナルのかみもの雑貨の制作を行っています。